おばさん仮面45(マンタロウ)

ガンバラナイ星人。
東京都、原宿。

16歳の女子高校生、星子がいる。
星子「やっぱり、あたしが立ち上がるしかないようね。マンタロウに代わって、お尻をペンペンするわよ。ヘンシーン、美的少女っ!」

ピカーっ。キラキラキラーっ。
と思いきや。星子は「美的少女」ではなく、「おばさん仮面」に変身してしまった。ドスンドスン。ズングリ・ムックリ。

おばさん仮面「まーた、おばさんに変身しちゃったー」。もう、やーだー。
変身マシンが、コントロールできないようだ。壊れている。ブクブク。

おばさん仮面は、人型の大きさのガンバラナイ星人と対決した。もう、開き直るしかない。おばさん仮面は、太い足で、猛突進してきた。風を切っている。

意外と早い。そして、飛び上がった。
おばさん仮面「デカ尻、アターック!」

ガンバラナイ星人は、デカ尻の体当たりを受けて吹き飛んだ。100メートルも吹っ飛んだ。その破壊力は、半端じゃない。頭を強打した。イテー。

ガンバラナイ星人「ウワー、助けてくれー。おばさんは、苦手だーっ」

人類を滅ぼすのは、我がままな女性だったが、人類を救うのはおばさんだった。おばさん仮面をきっかけに、世界中のおばさんたちが立ち上がった。

おばさん仮面、マンタロウ・マザー、お掃除戦隊オバサンダー、関西系おばさん、その他大勢のおばさんたちが、ガンバラナイ星人と戦った。

特に、関西系のおばさんは強かった。猛虎のハッピを着ると精神的に変身した。屈強な男性・ヤクザたちまでも、ビビッた。みんな、おばさんたちを恐れた。

ガンバラナイ星人の前では、男性たちは役に立たない。おじさんたちは、尻込みをしている。まともに戦って、勝てる相手ではない。恐ろしくて、戦う度胸などない。

しかし、怖いもの知らずのおばさんたちには、その恐怖は通じない。おばさんには、理屈が通じない。結果を理解していない。

ふてぶてしさ、図々しさ、マナー違反、モラル違反は平然とやってのけてしまう。自分が、社会常識の基準なのだ。

おばさん根性の前では、ガンバラナイ星人も歯が立たないようだ。ガンバラナイ星人は、おばさんたちに屈服して、地球から逃げ出してしまうのであった。

これで、地球にまた平和が戻るのであった。良かったね。ルンルン。
○ ○

茨城県、筑波山のふもと。トモコの実家。農家。

居間。マンタロウは横になり、ポテトチップスを食べながら、テレビを見ている。大声を上げて、ゲラゲラと笑っている。

仕事をする気が、全然ないようだ。完璧に、元のニートになってしまった。働くのが、嫌い。ダラダラ、大好き。

トモコは、そんなマンタロウを毎日見て、嘆いている。掃除をしたくても、どでかい図体が邪魔。目障り。息子マンジロウの、世話もしない。ムカつく。何様のつもり?

トモコ「あなた、お願いだから、働いてちょうだい…。毎日、家でゴロゴロしているんじゃないわよ。うっとうしいんだよ」

マンタロウ「仕事を辞めてと言ったのは、誰だよー。お前の希望に従って、退職をしたんだ。文句を言うな」。ニート、大好き。ルンルン。

テレビを見て、また大声を出して笑い転げている。幸せそう。トモコと結婚したのは、正解だった。

我がままな女性は、自分の発言に責任がないから困る。亭主に会社を辞めさせた以上、責任をとってもらいたいものだ。

女性は気まぐれ、いつもその場限りの幸せを求めている。未来を、結果を考えていない。この若さでトモコは、「在宅亭主ストレス症候群」になってしまった。イライラ。

マンタロウは、明日こそはきっと、絶対にハローワークに行こう。行くのは簡単だ。採用されるかどうかは、分からない。こんないい加減な宇宙人を、雇ってくれる会社があるのだろうか。






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