病棟は無防備なのだ52

退院した。執筆活動をパソコンでやりたいが、自宅では、全然やる気なし。図書館に持ち込みたいが、電気は使用させたくないようだ。当然だ。

どこで、パソコンをやろうか。そうだ、病院でやろう。病棟に休憩室がある。ここなら、電気を使える。入院患者ではないから、電気を使用すれば窃盗罪だ。こっそりと、使おう。

背中を向けていれば、看護師が来たって見つからない。しかも、座席の右手には流し台がある。ここに看護師が来ても、全然、気付かなかった。やったね。3カ月間入院していたが、どうやら自分は、存在感の薄い患者だったようだ。

つまりそれは、これで、パソコンの操作がはかどるということだ。見つからないと分かると、またここに来たくなる。快楽物質ドーパミンがあふれている。

でも、看護助手3人には気付かれた。彼女たちは協力的なのか、見てみぬ振りをしてくれている。内部告発をしていない。安心、あんしん。助かった。君たちは、偉い。

もし自分が、看護師たちに自らばらしたら、看護助手たちに余計な迷惑がかかる。もし見つかっても、看護助手たちのことは自分も黙っておこう。

とうとう1人だけ、看護師に気付かれた。師長だ。2回も見つかった。なぜだ。他の看護師は全然、気付かないのに、なぜ、師長だけが気付く。納得いかず。

それ以来、病棟には行かなくなった。パソコンでの執筆活動もちょうど終わったので、もうこの病院に来る理由がなくなった。

休憩室に他人がいても、看護師たちは誰も不審者とは思わない。来客たちも、不審者だとは思わないであろう。同じ来客だと思うだろう。他の病棟から、来た患者かもしれないと思うだろう。不審者だと確認する手段はない。

巨大病院ともなると、不審者を確認する事はできないようだ。子供の誘拐事件が発生しないことを、祈る。






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  • 図書館 臨時休館日でした(´・ω・`)

    Excerpt: 図書館 臨時休館日でした(´・ω・`) なので、サーバーの本を立ち読みしてきました・・・ ※Apache 無事インストールできました★ Weblog: Small Factory ~ 小さな製作所,病棟は無防備なのだ52 racked: 2008-01-07 20:23