●小説渋谷23

道玄坂通り

停車している自動車たち。先頭に、軽四トラックがある。青年が、発車させようと、アクセルを踏み込む。軽四トラックが発進した。

突然、目の前に黒子Aが、立て看板を持って現れた。

黒子Aの直前で、キキーッと急停車する軽四トラック。危うく、ひきそうになった。
青年、急停車したため、ハンドルに軽く胸を打った。

青年「いってー…」

痛さをこらえている。窓から、顔を出した。

青年「バッキャロー、危ないだろうっ!」

気軽にお辞儀をする、黒子A。立て看板を、軽四トラックの前に堂々と置いた。

「本日、スクランブル交差点、歩行者天国につき自動車等の往来を禁止する。渋谷中央警察署」

と立て看板には、記載されている。

黒子Aは、また一礼をして、軽スキップをしながら去って行った。一応これでも、本人は踊っているつもりのようだ。

口を開け、呆気にとらわれている青年。

信号機

赤、踊っている最中に、突然光源が消えた。
寝そべっている青が、いきなり光り出す。

うろたえ立ち上がりながらも、慌てて踊り出す。
この時間は、赤が踊る時間だぞ。自分の番は、まだのはずだ。

赤、アクビをして。大の字になって休み出した。短時間で終わって、喜んでいる。

青は、不公平だと不満を抱きながらも踊っている。







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