映画納棺師に告ぐ


今年の作品賞の可能性が高い、良作だな。日本の葬式を題材にした、映画だ。「お葬式」とは違い、納棺師の仕事を映像化している。

この手の職業があるのは、知らなかった。自分の父親が亡くなったときは、10数万円の葬式で抑えたから、納棺師の出番はなかったであろうな。

モントリオールで受賞をしている。ベネチアに出品していたら、受賞していたかもしれない。この日本式の儀式を、異国の審査員は理解できるであろうか。

死者を尊厳し祭ることは、どこの国にでもあるから、文化も慣習も問わず、多少は理解してくれたのかな。

冒頭から、笑わせてくれた。お笑いあり、お涙あり。庄内平野と月山あり。おばちゃん必見、本木のフルヌードあり。男性必見、広末のチョイ・下着姿あり。キスシーンなし。

本木も山崎も、おごそかな着せ替えシーンは、相当練習したのであろうな。死体の役者も、じっとしていないといけないから、大変だ。

死人にも、色々な人の人生がある。遺族たちの嘆きと争いに、ついつい巻き込まれる。生きている人たちの悲しき過去も、しだいに暴露されていく。

ポックリと死んだら、悔いを残して去っていく。やり直しは、きかない。精一杯生きて、何かを残さないといけない。

でも、自分の罪の呵責から、伝える勇気がない。思いだけは、伝えたい。それは、「石」だけが知っている。テーマは、「無責任」かな。

助演男優賞は、笹野が取りそうだな。本木は、主演男優賞がとれるかな。山崎は個性的で名優だけど、今1つ、演技に何か欠けている。

TBSでは、ドラマにしそうだな。ラストでは、誰を最後に本木が送るのであろうか。それにしても、こういう重要な職業なのに、バカにしている人がいることに、イラダチを覚える。









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