映画闇の子供たちに告ぐ


軍事政権のミャンマーで暮らす新聞記者江口が、カメラマンの妻夫木を連れて、子供たちの行方を追う。ボランティアで訪れた宮崎が、子供たちを救おうと奮闘する。

貧乏な親は、平気で子供たちを売りまくる。それで、生計を立てている。この国には、人権など存在しない。子供たちは、単なる下等な商品でしかない。

子供たちをもて遊んでいるのが、セレブの白人男性たちだ。日本人男性による、買春ツアーだ。売春宿では、女児だけではなく、男児とも遊びまくる。

ところが、売春だけではなく、臓器売買の情報が入った。事故などで死んだ子供ではなく、生きたまま病院に連れてこられ、麻酔をかけられ、そして心臓を取り出す。

恐ろしいほどの違法だ。その心臓を狙っているのが、皮肉にも日本人だ。自分の子供を助けたいがために、ミャンマーの子供たちの命を犠牲にしている。

新聞記者に、報道・取材の自由はあるが、それを阻止する自由も義務もない。警察は、そんなちっぽけな事件など、見て見ぬ振りをしている。野放しだ。当てにならない。

果たして江口たちは、新聞記者という枠を超えて、手術を阻止し、子供たちを救出できるのであろうか。重いテーマだけに、物語とは言え、多少真実味のある作品である。

新007は、人身売買や臓器移植の犯罪組織摘発には、関心がないであろう。助けには、行かないであろう。核を相手にしたほうが、作品として盛り上がる。

このラストは、ドンデン返しのつもりかな。中途半端で、理解ができない。編集のしすぎでないのか。回りの状況が、全然見えてこない。この流れの映像だけでは、推理ができない。

こいつに、何が起きたのだ。死んだのか、生きているのか。こいつは、どこに消えたのだ。これがしっかりと描かれていれば、良質な作品に仕上がっていたな。

レイトショーで観た。ガラガラ。評判の良い作品ではないようだ。ところが翌日、別の作品を昼間に観に行った。この映画の上映時間になったら、行列ができていた。

ウッソー。結構、評判の良い作品なの? 自分が無知だった。そもそもレイトショーは、土曜日でも入場者数が少ないのだ。







この記事へのコメント

この記事へのトラックバック