テーマ:渋谷

●渋谷10

人型信号機が、青から赤に変わった。 宏は、交差点の中央でポカーンと突っ立っている。 宏の左右を、自動車が往来している。自動車が、動き出したようだ。 自分の存在が、自動車の交通を妨げている。かつ、危険な場所にいることを自覚する。 普段の正常な渋谷の街に、戻っているのだ。 ツバを飲み込み、冷や汗をかいている。 歩…
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●渋谷9

交差点の中央に、宏が呆然として突っ立っている。 光りは、いつしか消え去っている。 平穏な渋谷の街並みに、戻っている。 人型信号機が、青から赤に変わっている。 宏は、フと我に返った。周囲を見渡すと、通行人は1人もいない。 自動車も、走っていない。交差点には、宏1人だけが立っている。 からっ風が吹きすさび、静寂が漂う…
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●渋谷7

博恵の声「宏―、聞いているのー?」 ピエール「あの、インド料理のインドラはどこでしょうか?」 ピエールは、震えながら質問をした。 宏「あそこの道を右に曲がって、真っ直ぐ行って下さい」 チョット、不器用にも愛想悪く簡単に答えた。 ピエールは、ドアを慌てて閉めて出て行った。 博恵の声「チョットー、聞いてんのー…
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●渋谷6 

派出所内 宏は、腰ベルトにある拳銃を素早く抜いては構え、しまっては素早く抜いた。西部劇の練習でも、しているみたいだ。 銃口に向かって、フッと息を吹きかけた。 FAX電話の音が、また聞こえた。 宏「ハイ、ハチ公前派出所です」 博恵の声「宏ー、あたしー」 宏「何だ、博恵か。バイトはどうした?」 博恵の声…
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●in渋谷4

派出所内 扇風機の風に当たりながら、アルバイト情報誌を読んでいる宏。昼間から、勤務中なのに、缶ビールを飲んでいる。 FAX電話機から、声が聞こえる。 先輩の声「宏ー、元気に働いているかー」 受話器不要のコードレスフォンだ。 宏「先輩、そっちの現場検証、何時頃、終わりそうですか?」 先輩の声「結構、長引きそ…
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●in渋谷3

 ハチ公前広場の周辺  コンクリートで固められた、渋谷駅がある。 木立に囲まれた、ハチ公の銅像がある。 そのハチ公前には、地下道への入り口がある。 またハチ公前には、派出所もある。以前あった場所から、移転したようだ。 2基のモニターA・Bが、室内からも良く見える。 9台の公衆電話ボックスがある。みんな、電話を…
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in渋谷2

地球 弟彗星は、地球に向かって飛んでいる。太平洋、日本、関東平野、東京、渋谷へと飛来している。 太陽は、今この日本を照らしている。まだ、午前だ。 渋谷の街並みが、宇宙空間から望まれる。さらに、渋谷の巨大な交差点が望むことができた。 渋谷の交差点。宮益坂(みやますざか)通り 人型信号機は、今赤色になっている。…
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小説 スクランブル・ジャックin渋谷1

宇宙 漆黒の世界に、無数の星の数がきらめく。 ゆるやかな音色から、次第に大音響のクラシック調の壮大な交響曲(ミュージックA)が流れる。 映画のスクリーン画面のように、右上から白く光り輝く小さな彗星が現れる。画面中央に接近するにつれて、次第に大きくなり、その白く光り輝くガスが、画面全体を覆いつくす。 画面全体が、真…
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